『金融市場の自由化』とは、その障壁を撤廃し、結果的に世界の金融業界を弱肉強食の寡占状態にする事だ。
また、国際市場ではなく、国内市場の話ならば、今は銀行、保険、証券など様々な分野に細分化され、それぞれが商品サービスを制限されている。
やはり壁がある訳だ。
その場合の『金融市場の自由化』とは、その細かい壁を撤廃し、例えば銀行が生命保険も自社商品として販売できたり、株式の売買仲介も直接行えるようになるとか言う事になる。
そうなると、例えば銀行は、融資の条件に、融資先の社員全員にその銀行の生命保険加入を義務付けるような悪どい商法も可能になる。
今の金融業界は、ロスチャイルド系とロックフェラー系などいくつかに絞られる。
国では米国が最強だ。
強い金融機関は、どこの国にも入っていきたい。
金融市場が完全に自由化された場合、日本で云えば三菱系だとか三井住友系だとかの金融機関が幅を利かせているが、完全自由化されればこれらの金融機関がもっと力が強い外国勢に駆逐されたり買収されたりして、日本人の資産が外国人に管理される事になる。
それでは国策上よろしくないという事で、大抵の国はそうならないように障壁を造っている。