1946年(昭和21年)のこの日、戦後初の男女普通選挙制度を採用した総選挙が行われ、初めて女性の参政権が行使されました。この時、女性が89人立候補し、39人が当選しました。
これを記念して、1949年(昭和24年)のこの日に労働省(現在の厚生労働省)が「婦人の日大会」を開催した事から「婦人の日」が始まりました。
「婦人の日」のこの日から1週間を「婦人週間」(4月10日~16日)として、婦人を取り巻く社会環境・労働環境等について活動が行われて来ましたが、1998年(平成10年)から「女性の日」「女性週間」と名称が変更されました。
「婦人」という語は、1910年~1920年代の大正デモクラシーの時期、普通選挙権の要求運動とも連動し、斬新な響きを持ったとの事です。
婦人・女性誌『婦人公論』に代表されるように、「意識の高い成人女性」との響きさえありました。
しかし、「婦人」が「既婚の女性」や「年輩の女性」との意味合いが強くなり、次第に使われなくなりました。
現代の日本語においてより一般化した呼称が「女性」であり、「婦人」の語はやや古めかしいイメージを持つ古語になりつつあると言われます。
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